みんなのみらい青山園は、盛岡市西青山にある新しい保育園です。保育理念は、「みんなから愛される経験があって こどもたちのみらいが始まる」です。そして保育方針には、「ひとりひとりの存在を大切にします」を掲げ、こども一人ひとりにより添そう保育を行います。そんな保育園を運営するのが、近藤由紀江園長です。近藤園長に、新しい園の取組みへの思いなどを聞きました。

  みんなのみらい青山園の開園の動機は何ですか?
少人数の暖かい家庭的な保育をしたい思いがありました。また、新たな保育園の運営を通じて、待機児童問題の解消につなげたい思いもありました。待機児童の問題は、首都圏で社会問題になっていますが、盛岡も含め地方でも、起きている問題です。せっかく内定や就職が決まっていながらも、こどもが保育園に入れず、駄目になるケースもあります。  
  どのような園にしたいですか?
自分の実家に預ける時、安心しますね。そんな実家や家族のような園でありたいです。昔の和気あいあいとした家族のように、ここに来て、のんびり、楽しく過ごしてほしいです。スタッフは、みな保育士の経験が豊かです。きちんととした質の高い保育サービスを提供します。実家や家庭でのかかわり方と同じように、こどもには、自然に関わります。もちろん、キメこまかく。若い母親の支援や幼児虐待への予防などにも通じることも視野に入れて、取り組む姿勢です。  
  近藤園長自身は、これまでのどのようなキャリアを積まれてきましたか?
私は、高校生の2人のこどもを持つシングルマザーで、43歳です。幼稚園教諭、そして小学校支援員として働き、2人のこどもを育ててきました。2番目のこどもを産んだ時、私自身待機児童の問題にぶつかりました。他人事でなかったです。支援員としては、不登校の児童の問題に取り組み、楽しく学校にきてもらうことに力を入れました。先の見えない母親により添う大切さなどを痛感しました。  
  地域の中で、園はどのような存在でありたいですか?
この近隣は、高齢のシニアの方が多いです。こどもの声が聞こえる環境を受け入れてくれています。園では、こどもを連れて散歩することもあります。散歩のときは、あいさつを忘れず、触れ合いを通じて地域の方々に愛される明るい園にしたいです。また、これから、赤ちゃんを産む母親から、学生さんやこどもと触れ合いたい女性の方々など、いろんな人が気軽に集えるオープンな園でありたいです。  
  開園後は、何か新たな活動もお考えですか?
子育てに関する不安の解消や緩和にも努めたいですね。産前、産後の期間のマタ二ティーの時期に不安になる人や生まれたあとの育児に悩む人などの相談室も開設したいです。保育士になりたい人の支援などもできればとも考えています。  
  ロゴマークのゾウさんに込めた思い何ですか?
「ゾウさん」という歌は、だれにもやさしい心地良い歌です。でも、鼻が長く、ほかの動物とは違います。この歌からは、人はそれぞれ違ってもいいんだよという、それぞれの人の存在を認めているメッセージを感じます。そのままでいいのよという多様性の肯定ですね。違いを違いとして認め合う。そんな思いをゾウさんのロゴマークにして、当園のイメージマークにしています。  

 

 

1人ひとりのこども、そして親、さらには地域の人とどのような思いで関わっていくのか。その思いの深さが、園の存在につながることを感じました。そのままの人を受け入れる安心できる居場所としての園の役割も。

ライフエディタ―大森ふじお