れんらく帳

わたしとあなたがいるということ

2025年01月10日

大豆の種をまいて一回目の芽が出てすぐ、何者かに芽を食べられてしまったことがありました。

写真をご覧ください。丸で囲ってあるところがぷっつりと切れています。

農園担当のガッツさんに聞いてみると
「鳥か何かが食べたんだろうね。いつも居た場所に、いきなり美味しいものができたからかな。」という答えでした。

この答えは食べた(かもしれない)相手が住む世界から物事を考えています。

一方で、便利な日常に紛れて人間を中心にした価値観で生きていた自分はどうでしょうか。
「やられた!」とがっかりして行き場のない感情に悶々としています。

時短やコスパという言葉が注目を集める日々にとらわれ「謙虚さも持たず何様のつもりだったのだろう」と心底反省しました。



畑には予想もしていなかったことが日々起こります。
作業が天気に左右されることは何度もあるし、まいた種から芽が出ないこともあります。

思うようにいかず肩を落とすことが何度あっても、起きたことをまず受け入れる。
次に「わたし」ではなく「あなた」から見た世界で考えてみるとわかることがたくさんあることに気が付きました。



今年大豆が実ることはありませんでしたが、
そこから得た学びはとても大きなものでした。










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